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世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス―イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774790404
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0095

内容説明

サッカーの見方が劇的に変わる「具体的」戦術論。緊急提言。オランダ戦でなぜ、日本の守備は崩壊したのか?ここを変えれば、岡田ジャパンは勝てる。

目次

第1章 岡田ジャパンのサッカーは世界と比べて何が違っているのか?(本来の概念とは明らかに異なる日本代表のプレス;セオリーに沿った守備を実践すれば攻撃力も上がる ほか)
第2章 問題の本質が凝縮されたホームでのウズベキスタン戦(ウリビエリは試合開始わずか4分で日本の失点を予測した;岡田ジャパンのサッカーには連動性が存在しない ほか)
第3章 ワールドカップアジア地区最終予選で同じミスを繰り返す岡田ジャパン(グループAの最大のライバル、オーストラリアとの初戦を分析する;数的不利の状況でボールを奪いに行っても、高い確率で失敗に終わる ほか)
第4章 キリンカップのベルギー戦でなぜ日本のサッカーは機能したのか?(メディアがこぞって賞賛したキリンカップでの大勝の原因を探る;日本のDFラインはロングボールに対して下がり過ぎる傾向がある ほか)
第5章 ワールドカップで対戦するオランダとのテストマッチを分析する(日本の戦い方を予測したオランダが、定石通りの対応を見せた;デ・ヨング、メンデス、スナイデルの3人が見せた機能的守備 ほか)

著者等紹介

宮崎隆司[ミヤザキタカシ]
1969年熊本県生まれ。98年よりフィレンツェ在住。イタリア国立ジャーナリスト協会会員。2004年の引退までロベルト・バッジョ出場全試合を取材し、現在、新たな“至宝”を探す旅を継続中。伊サッカー協会との緊密な関係を軸に、同国U14からフル代表、セリエAおよびセリエB(+セリエC1、C2)、ヨーロッパカップ戦の取材を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太鼓

8
よい守備戦術の本です。試合の映像があればさらに勉強になるでしょう。分析された方たちはどの方もあくまで基本を下敷きに指摘されているので、重要なことがわかりやすかったです。重要なこと、それは本当に「基本」なんですね。2016/02/27

mike

8
全員守備はすばらしい。でも、効率を考えてやらないと90分保たない。疲れた状態で攻撃しようにも肝心の場面でキレが出ない。試合の進め方がへたくそ、というのはザック時代のコンフェデでイタリアに勝てそうな試合があったけど、あの試合でも言われてるんだよね。海外の記者や相手の選手たちに。ブラジルワールドカップのコートジボワール戦もそうかもしれない。一点リードしながら二点取られて負けた。守備の仕方と試合の戦い方がまだまだなんだな。2015/12/25

ja^2

7
今でも日本のマスコミは、FWが前線でボールを追い回せば献身的だと絶賛するし、ボールを奪われた選手がバランスを崩してでもそのボールを奪い返せば、これまた責任感が強いと賞賛する。でもこれらは世界基準からみれば、迷惑なスタンドプレーだったのだ。▼さてあれから4年、本書で指摘したイタリア人監督と同胞のザッケローニに率いる今回のW杯日本代表は、これらが解消されたのだろうか。昨日の最後の調整試合VSザンビア戦をみる限り、心もとないとしか言いようが無い。マスコミは相変わらず勝った、勝ったと騒いでいるが。2014/06/08

とめ

4
最近改めて読み返したので。 5人のイタリア人の指導者が当時の日本代表、岡田ジャパンの試合を分析するという内容。 5人の指導者ともに共通している感想が「守備の基本が出来ていない」ということ。いるべき場所に居ない、意味の無いプレスを仕掛けている…など。 残念ながら今でも同じような指摘をされてしまいそう。 駄目な所だけじゃなくて、日本代表の献身性、パスワークを使ったグループでの崩しは評価されています。 戦術を扱ったサッカー本でこれを超えてるのは未だにないかな。 興味の有る方は是非。2015/03/02

マンオブザパラダイス

3
ここで指摘されている組織守備のちぐはぐさは、ザックジャパンまで続きました。ブラジルワールド杯直前の練習で、選手同士をロープでつなぎ、ゾーンディフェンスの確認をしていたらしいですよ? どれだけ浸透してないんだよって話ですよ。この本は南アフリカW杯の前に書かれたわけですから、四年後も似たような問題を抱えていたわけですね。この次の四年間はどうなるんでしょうね。2016/12/01

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