内容説明
「なにがほしくて、ミットを構えてんだよ」言ってみろよ。本当のことを言ってみろ。先が見えないほどしんどいことをなぜ、やってる。なぜ、もどってきた。なぜ、逃げださない。本当の理由を言ってみろよ。知りたいのだ。豪がつぶやいたように、本当はどういうやつなのか、まるごとの豪を知りたいのだ。それは、たぶんマウンドにいては、わからない。想いを目の前の相手に伝えたい。どういう言葉を使ってでも伝えたい。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県に生まれる。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞受賞。『バッテリー2』で第39回日本児童文学者協会賞受賞
佐藤真紀子[サトウマキコ]
1965年東京都に生まれる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刹那
14
4巻まで文庫を古本屋で買って読んでたけど、5巻は図書館で単行本借りてきて読みました。文庫だと、ラストに書き下ろし?があったので、それが読めないのだけ残念。また古本屋で立ち読みしよー。悪っ(笑)2016/12/02
つきみや
11
なんとかバッテリー復活か!?となったものの、 そう簡単にはいけず…… 巧くんは人を知ることを考える。 最後のハンバーガー屋での東谷くん達かわいいなーw 確かにうちも巧がそんなこと言ってきたら腰抜かすわ。 豪くんの野球に対する本気度がやばすぎて泣く。2020/08/10
佐倉唯月
8
2回のハンバーガーショップシーンがお気にいりの5巻。原田・永倉バッテリーも地が固まってきましたね。巧と豪、それぞれの「野球」がそれぞれの中で少しずつ溶け合ってきたような感じ。多分昔は、豪のそれは腰を据えたみたいだから良いとして、巧のはブレて不安定なように見えて、理解できなくて好きじゃなかったんだろう。だからグラつきだす4巻以降の記憶が曖昧だったのだと思う。それでも、この「溶け合い」が魅力だとどこかで感じてたからこうして今も惹き付けられてる。巧はこれから本当に強くなるだろうというのが今までで1番良く感じた。2016/08/19
みちょ
8
そんなにストイックに辛い方に辛い方に行かなくてもいいのに、とはらはらしちゃうのは、やはり、母親目線だからでしょうか。途中、読むのが辛くて中断。でも、続きが気になって読み切ってしまいましたわ。2011/06/15
ねこ
6
シリーズ5作目。ギクシャクしたり揉めたりしながら再びバッテリーとして野球に取り組み始め、再試合に向けて動き出すところで次へ。2020/04/02