出版社内容情報
子どもたちが興味をもつ再現料理を入り口にして、食材や献立、食器と、産業、流通、政治、税制など歴史の事象と結びつけるシリーズ。「昔の人の食事は、どんなふうだったのかな?」「どんな料理を食べていたのかな?」と子どもたちが興味をもつ“再現料理”を入り口にして、食材や献立、食器などから産業、流通、政治、税制、文化などの歴史の様ざまな事象に結びつけ、多角的・多面的に歴史を考える資料を提供するシリーズです。
生活文化はもとより、政治、産業、流通経済などと密接で、広く歴史の事象とつながっている食事は、歴史に親しむ格好の素材です。
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
監修
山本博文[ナガヤマヒロフミ]
監修
内容説明
食べられる歴史ごはんレシピつき!
目次
第1章 平安時代の食から見る歴史(変化の少ない貴族の食事 紫式部のふだんのごはん;貴族は「食べたい」と思ってはだめ;見るだけになった「大饗料理」;食べ方までちがった庶民のごはん;仏教がくらしにもたらした影響;貴族社会に変化が起こる)
第2章 鎌倉時代の食から見る歴史(ぜいたくをせず、強い体をつくる源頼朝の質素なごはん;食事で武士の心がまえを示す;農業が大きく発展する;物の売り買いが広がる;新しく伝わった禅宗がもたらしたもの;精進料理が和食の基礎をつくった)
第3章 室町時代の食から見る歴史(織田信長が徳川家康をもてなしたごちそう;ぜいたくをきわめた本膳料理;“どのように食べるか”も重視;日本文化の基礎がかたまる;生産性が上がり、農民が力をつける;経済の発達と文化の広がり;戦のときの食事)
著者等紹介
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
食文化史研究家、日本長寿食研究所所長。1932年、福島県生まれ。古代から明治時代までの食事復元の第一人者として活動。日本各地に赴き、長寿の人の食事を調査研究する
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
歴史学者(日本近世史)、東京大学史料編纂所教授。1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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