読書がたのしくなる・ニッポンの文学
エッセイ みんな、くよくよ悩んでいたって…!?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774321837
  • NDC分類 K914
  • Cコード C8395

出版社内容情報

近・現代の日本の代表的な作家の人生論エッセイを10篇収録。現代仮名遣い、現代の通用字体、総ふりがな付き。

内容説明

生きていれば、いろいろあるさ。出会いも、別れも、喜びも、悲しみも、全部まとめて“人生”じゃないか!十代のキミへ。

目次

諸君の位置(太宰治)
わたしの日常道徳(菊池寛)
わたしの先生(林芙美子)
わたしの履歴書(室生犀星)
恋愛論(坂口安吾)
三人の訪問者(島崎藤村)
葬儀記(芥川龍之介)
猿の皮(柳田国男)
子猫(寺田寅彦)
すべての芽を培え(和辻哲郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tokotoko

22
学生さん向けに書かれた本みたいだ。10人の作家のエッセイの抜粋版。十人十色で!内容も、表現の仕方も、もちろん考え方も!誰が好きとか、誰が正しいとかは思わなかった。ただ、自分の考えをしっかりと表せるというか、表そうと頑張ったことが凄いと思った。今よりもきっときっと大変だった時代に!そして、なかなか考えを深くまで語り合ったりすることがない大人の今、時代を越えて、人の真情を知れたことが嬉しかった。実は・・・ちょっと自分の考えに似てる人もいて・・・会ってみたかったな、なんて思ってもいる。エッセイは楽しいな。2013/12/09

まなまな

1
最初の太宰の「諸君の位置」だけでも読む価値あり。なんかもう泣けるわ。同じく収録の坂口安吾も言う「大人の心は不幸なものだ」。大人のいまだからこそわかる、この太宰の乱暴な熱のある書き口。年長者のいらん世話やきだと分かっているけど、ああ…! いま、いままさに美しいものを求め、天の前に雲を友として生きてみたいけれど、もうそれは時間も立場も許さない。ああもう!2018/01/10

クマチャン

0
みんなが知ってる有名な作家たちのエッセイ集。小説ほど難しくなくて、共感しながら読める。一番はじめの太宰治の「諸君の位置」、これは今の私にぴったりだったと思う。学生という位置について書かれていて、学生のうちに読めてよかったと思う。和辻哲郎の「すべての芽を培え」も青春のことについてでいろいろ考えた。  おもしろかったのは寺田寅彦の「子猫」。 もっとたくさんのエッセイがあるのか、探そうと思う。 みんなこれ読んだほうがいいよ。2015/12/12

てぐし

0
みんなが知ってる有名な作家たちのエッセイ集。小説ほど難しくなくて、共感しながら読める。一番はじめの太宰治の「諸君の位置」、これは今の私にぴったりだったと思う。学生という位置について書かれていて、学生のうちに読めてよかったと思う。和辻哲郎の「すべての芽を培え」も青春のことについてでいろいろ考えた。  おもしろかったのは寺田寅彦の「子猫」。 もっとたくさんのエッセイがあるのか、探そうと思う。2015/12/12

きつねねこ

0
後書き(解説?)に「小説家として活躍した人もみんな悩んだが、それを乗り越えて生きて来た」という趣旨のことが書かれていたが、採られれている作家が太宰治や芥川龍之介。乗り越えて生きてないやん(笑)、と思ってしまうのは私の性格の悪さか。2015/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7467758
  • ご注意事項