出版社内容情報
哺乳類は、読んで字のごとく「乳で哺くむ(はぐくむ)動物」。
おっぱいこそ、哺乳類の証!!
でも、よーく考えてみると、鳥類、爬虫類、両生類、魚類・・・・・・ほかの脊椎動物のグループにはおっぱいがありません。
なにゆえ哺乳類だけがおっぱいを持っているのだろう?
ある日突然、哺乳類のご先祖さまの体に乳房が現れ、乳汁を出したわけではないはずです。
おっぱいは、いつどこから現れたのか?
どのように進化してきたのか?
そして、おっぱいという機能を哺乳類はどう活用してきたのか?
このミステリーに、気鋭の生物学者たちが果敢に挑みます。
おっぱいのつくりや成分を通して見えてくる「おっぱいの進化史」。
それは一体いかなるものなのでしょう。
本書では、ほかにも、
おっぱいの中には何が入っているのか?
人間以外の動物のおっぱいの成分は?
おっぱいを我々はどのように利用してきたのか?
「乳」と名がつく乳酸菌のひみつ
などなど、おっぱいを総合的に掘り下げます。
まさに「おっぱい本の決定版」にふさわしい1冊。
ぜひご一読ください。
内容説明
哺乳類なら、おっぱいのことをもっと知るべきである。
目次
序章 おっぱいとは何か?
1 おっぱいの中には何がある?
2 哺乳類のおっぱい
3 おっぱいで育つ動物の誕生―哺乳類の進化
4 発酵乳のふしぎ
5 乳利用の歴史
著者等紹介
浦島匡[ウラシマタダス]
帯広畜産大学畜産学部畜産衛生学部門教授。1957年広島県生まれ。1980年東京農工大学農学部卒業。1986年東北大学大学院にて博士課程修了。1986年帯広畜産大学畜産学部の助手に。以後、助教授、教授を歴任。専門はミルク科学、糖質科学、畜産物科学。哺乳類のおっぱいに含まれるミルクオリゴ糖の研究を続け、ミルクオリゴ糖から哺乳動物の進化と環境への適応戦略、腸内細菌との共生などを見続ける
並木美砂子[ナミキミサコ]
帝京科学大学アニマルサイエンス学科教授。東京農工大学卒業後、千葉市職員となる。動物公園建設室、動物公園飼育課勤務を経て、2013年より現職。博士(学術)。動物園での動物介在教育に関心をもつとともに、任意団体「ShoeZ」代表として、保全教育の実践をさまざまな動物園で行っている
福田健二[フクダケンジ]
帯広畜産大学畜産学部畜産衛生学部門准教授。1972年兵庫県姫路市生まれ。2002年北海道大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)。同年カールスバーグ研究所生化学部門博士研究員。2005年帯広畜産大学畜産衛生学専攻助教、2010年同畜産衛生学研究部門准教授。専門は乳タンパク質化学と食品微生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リー・チャン
tom
サメ社会学者Ricky
comet
6ちゃん