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温暖化論のホンネ―「脅威論」と「懐疑論」を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774141039
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C3044

内容説明

武田が吠え、江守が説き、枝廣がつなぐ。3人が描くそれぞれの地球温暖化論!ほんとうの温暖化論議はここからはじまる。

目次

第1部 温暖化の事実関係―気温は上がっているのか?それは人為的要因か?(気温上昇とその要因)
第2部 温暖化を論じる際の「立場と発言」―科学技術コミュニケーションとリテラシー(科学者と市民とのコミュニケーション;思考停止に陥らないための方法)
第3部 温暖化の影響と対策―何をするべきか?あるいは、するべきではないのか(温暖化の影響を考える;温暖化の影響についての評価;温暖化の対策について考える;温暖化論の核心)

著者等紹介

枝廣淳子[エダヒロジュンコ]
1962年生まれ。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境ジャーナリスト・翻訳家・有限会社イーズ代表。2つの会社を経営するかたわら、執筆、講演、翻訳、環境NGO運営など、環境を軸にマルチキャリアを展開

江守正多[エモリセイタ]
1970年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。97年より国立環境研究所勤務。2006年より国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長。同年より東京大学気候システム研究センター客員准教授を兼務。専門は気象学、とくにコンピュータ・シミュレーションによる地球温暖化の将来予測

武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。現在、中部大学教授。専門は資源材料工学。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yukicks

3
武田さんがテレビでの発言はフェイクだといっている。メディアの一方的な報道に対するカウンターだったと。 地球の気温上昇、気温上昇にCO2が関与していること、IPCCの予測とその確かさは、武田さんも同意している。CO2の関与度であったり、対策面だったりと違いはあるもののとても大人の議論であり、メディアの煽る報道とは天と地との差だ。 江守さんもメディアへの懸念、環境省の「エコ」事業の効果にも疑問を呈している。 一方的にメディアで報じられていた情報を信じていた僕や大多数の科学に疎い人にとっては成功だったといえる。2012/03/22

て、ら

2
武田さんの本を読みたいと思っていたのだけれど、その人の意見一色にならない本を求めてたら、この本に出会いました。 江守さんが温暖化の研究者、武田さんが大学教授の解説者、枝廣さんが非専門の知識人という立場で興味深い内容の議論が展開され、実に温暖化が複雑であると改めて感じました。武田さんの視界の広さや、世間のごまかしに対する敏感なアンテナには感心します。TVでは視聴率を意識したパフォーマンスの部分がどうしてもあるかと思いますが、この本ではお互いの一致点と相違点を丁寧に見極めつつ激論を交わす、質の高い議論を聞く事2012/02/04

あじといわし

2
枝廣さん、特にひどかったです・・・。なんかもう“宗教”という言葉よりも“カルト”という感じがしました。できれば、IPCCのクライメイトゲートやヒマラヤの氷河消失に関する間違いが明るみになった後に鼎談して欲しかった。それに対する意見も聞きたかったです。2010/01/26

うっきー

1
面白い。武田先生が自分の立ち位置を明確にしながら話をしている。テレビでは見えてこない部分だ。2010/04/30

ひらり庵

1
ネット書店で購入。3日程度で読了。とても読みやすかった。第3部は漫才台本みたいで面白かった(枝廣氏がぼけて武田氏が突っ込む)。「温暖化懐疑論があるのは日本ぐらい」という江守氏の主張は、日本人の弱いところをついている。本当だろうか?2010/03/25

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