内容説明
人口増加、生活水準の向上によって世界では水をより必要としている。需要が急増する水をビジネスとしてとらえたときの将来の市場規模は100~125兆円と推計されている。日本でも注目を集め始めた水ビジネス。世界の水ビジネスを席巻する「水メジャー」に追いつき、巨大市場に飛び出すための考え方を身につける。
目次
第1章 水は誰のものか?(なぜ、水が注目されているのか?;資源としての水、経済としての水 ほか)
第2章 問題が山積する日本の水(東京はこうして水源を確保してきた;4万5000キロの配管が老朽化している ほか)
第3章 なぜ、水がビジネスになるのか?(水にビジネスの概念はなかった;水ビジネスの本命はどの分野か? ほか)
第4章 水のマネジメントにこそチャンスがある(IBMが水ビジネスに乗り出す;流量を測れるセンサーは有望 ほか)
第5章 水問題、水ビジネスを考えるセンスを磨く(ボトルウォーターは何が問題か?;食べるための水にも注目を ほか)
著者等紹介
沖大幹[オキタイカン]
1964年東京都生まれ、兵庫県西宮市育ち。1987年東京大学工学部土木工学科を卒業、1989年東京大学助手(生産技術研究所)。1993年水文・水資源予測のための大気水循環過程に関する研究で東京大学より博士(工学)を授与される。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次報告書主要執筆者、国土審議会や社会資本整備審議会の専門委員なども務める。2006年8月には米国科学雑誌『Science』誌にレビュー論文「地球規模の水循環と世界の水質源」を発表
吉村和就[ヨシムラカズナリ]
1948年秋田県秋田市生まれ。1972年水処理を専門とする荏原インフィルコ株式会社に入社。長年、営業、開発、市場調査、経営企画に携わり、環境分野ではゼロエミッション構想を日本に広げた。1998年国連ニューヨーク本部に勤務。環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行う。またISO/TC224の水道部門の日本代表として、日本提案をISOに登録させた。2005年グローバルウォータ・ジャパンを設立。国際的なネットワークを駆使し、日本の環境技術を世界に広める努力を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Hiroki Nishizumi
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