日本人が知らない巨大市場 水ビジネスに挑む―日本の技術が世界に飛び出す!

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774140445
  • NDC分類 517
  • Cコード C3036

内容説明

人口増加、生活水準の向上によって世界では水をより必要としている。需要が急増する水をビジネスとしてとらえたときの将来の市場規模は100~125兆円と推計されている。日本でも注目を集め始めた水ビジネス。世界の水ビジネスを席巻する「水メジャー」に追いつき、巨大市場に飛び出すための考え方を身につける。

目次

第1章 水は誰のものか?(なぜ、水が注目されているのか?;資源としての水、経済としての水 ほか)
第2章 問題が山積する日本の水(東京はこうして水源を確保してきた;4万5000キロの配管が老朽化している ほか)
第3章 なぜ、水がビジネスになるのか?(水にビジネスの概念はなかった;水ビジネスの本命はどの分野か? ほか)
第4章 水のマネジメントにこそチャンスがある(IBMが水ビジネスに乗り出す;流量を測れるセンサーは有望 ほか)
第5章 水問題、水ビジネスを考えるセンスを磨く(ボトルウォーターは何が問題か?;食べるための水にも注目を ほか)

著者等紹介

沖大幹[オキタイカン]
1964年東京都生まれ、兵庫県西宮市育ち。1987年東京大学工学部土木工学科を卒業、1989年東京大学助手(生産技術研究所)。1993年水文・水資源予測のための大気水循環過程に関する研究で東京大学より博士(工学)を授与される。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第4次報告書主要執筆者、国土審議会や社会資本整備審議会の専門委員なども務める。2006年8月には米国科学雑誌『Science』誌にレビュー論文「地球規模の水循環と世界の水質源」を発表

吉村和就[ヨシムラカズナリ]
1948年秋田県秋田市生まれ。1972年水処理を専門とする荏原インフィルコ株式会社に入社。長年、営業、開発、市場調査、経営企画に携わり、環境分野ではゼロエミッション構想を日本に広げた。1998年国連ニューヨーク本部に勤務。環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行う。またISO/TC224の水道部門の日本代表として、日本提案をISOに登録させた。2005年グローバルウォータ・ジャパンを設立。国際的なネットワークを駆使し、日本の環境技術を世界に広める努力を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

1
日本企業は他社にない優れた技術を求める。欧米ではマネジメント能力やマーケットを重視し、技術は後からついてくるものと考える。(p.93)この違いは大きいな。また、ウォーター・スマートグリッド構想(p.190)にも興味を惹かれた。2017/03/03

taming_sfc

1
吉村和就・沖大幹良先生による、水ビジネスを軸とした水問題に関する対談集。一般読者向けの啓蒙的対談集ではある。あえてもっと掘り下げてもらいたかった点は、水道事業のPPP/PFIに関する議論だ。マニラ東西地区の例や、ボリビアの例など、途上国における水道事業PPP/PFIの失敗の例が挙げられるのであれば、その問題点を管理の問題だけにとどまらず、PPP・PFIそのものについて、さらには水メジャーの手法について議論して欲しかった。特に、水道事業のPPP化の流れに賛成の議論が展開されているのであれば、なおさらである。2011/01/09

きと

0
水ビジネスの入門書として良いと思う。水ビジネスについて広く浅く学べた。2016/02/17

Shiori

0
いろいろな目線から水ビジネスを見るとすごく深く、国際協力にもかかわる話であることがわかる。

R

0
こんなになってるなんてしらなんだ。2011/05/14

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