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失敗の科学―世間を騒がせたあの事故の“失敗”に学ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774140377
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C3036

内容説明

どんな大惨事も、きっかけは1つの“失敗”から。複雑に交錯する事故の背景をひもといていくと、ありきたりなヒューマンエラーや組織体制の問題が見えてくる。ニュースでさんざん取り上げられたあの事故やその事故の根本原因は何だったのか?科学的観点による事故レポート集。

目次

1章 未知への挑戦―宇宙と深海、挑戦者たちの失敗(スペースシャトル・コロンビア号の帰還失敗;深海無人探査機「かいこう」の行方不明;帰還せよ!アポロ13号;小惑星探査機はやぶさの事例;H-2ロケット8号機打ち上げ失敗;希望(のぞみ)を叶えられなかった火星探査機のぞみ)
2章 公共事業の失敗―組織構造、無理な計画や低コスト化による失敗(相次ぐ建設途中の斜長橋崩落;JR西日本新幹線トンネル内壁の剥落;諌早湾干拓、20世紀大型事業の失敗;つくば市風力発電事業の失速;高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ)
3章 小さな失敗、大きな損害―油断が生んだ失敗(火星気象探査衛星の行方不明;原因を放置、液体窒素貯槽が大破裂;みずほ証券、取引でも入力ミスで400億円の損失;オートパイロット入力ミスが引き起こした航空機の墜落;たった1つのナット、人工オーロラ実験の失敗)
4章 身近な失敗―すぐそばにある危険な失敗(強化ガラスは安全?過信が呼ぶ失敗;水にぬれた生石灰で火災が起こる;学校のトップライト破損による墜落事故;不飽和脂肪酸(油脂)の自然発火
宇宙でも忘れ物は命取り)

著者等紹介

池田圭一[イケダケイイチ]
1963年生まれ。パソコン誌編集を経てフリーランスライター。主にパソコン、ネットワーク、デジカメ関連の雑誌・Web媒体への企画、執筆を担当。天文や生物など自然科学分野の記事も寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ecuas

1
スペースシャトルや深海無人探査機の帰還失敗や、新幹線トンネル内壁の剥落など、今までに様々な大きな事故が起きているが、その原因は、微細な不具合を軽視する、安全対策に十分な予算と時間をかけられない、鶴の一声による無謀な推進など、一見他のどこかでなんとか挽回できそうな小さなものであることも多い。失敗の可能性のあるものは常に失敗する。事故が起きた後に想定外などと言い訳することがないよう、多くの失敗事例を積極的に学び、知識を持ってないことによる失敗を避け、想像力を大きく働かせる必要があるだろう。2022/02/28

ケロたん

1
まさか、こんな事はしないだろう。と言う失敗をしてしまいます。2021/01/19

namtek

1
一日で読了。そういえばそんなことがあったなという案件がちらほら。人間は結局どこかでミスをしてしまう。根絶しようとしてもどうしても無理なこともあるので、前兆となる異常にきづく感性を磨くことが少しでも被害を少なくする方法なのだろうな。。。2020/11/08

Kazuyuki Koishikawa

1
目録というか事例集だった。2017/01/01

ことよん

1
失敗は、次の成功につなげるためのもの。またつなげて行かないといけない、という話でしたね。特に宇宙開発は!2016/08/20

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