内容説明
宇宙には不思議がいっぱい。どんなに観測しても、いくら考えても、謎は尽きない。ビッグバンから私たちの地球に生命が生まれるまでの宇宙の歴史、インフレーション宇宙やふたつの「ダーク成分」など最新の宇宙理論、各国が取り組む近年の宇宙開発まで、父と娘が縦横無尽に語りあう。答えではなく、いかに考えるのかを重視する、宇宙科学への入門書決定版。
目次
1 「宇宙」という言葉
2 ビッグバン宇宙
3 ビッグバン宇宙の歴史
4 銀河の進化と太陽系
5 宇宙開発
6 科学のこころ
著者等紹介
池内了[イケウチサトル]
1944年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、総合研究大学院大学葉山高等研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田仲
4
図書館でたまたま借りたけど、この娘と話すシリーズ、いいね。分かりやすいし、勉強なるし。2020/08/12
ニョンブーチョッパー
1
○2009/12/09
めがね
1
「コップ一杯の水の分子に赤い色をつけて海に注いで、全世界の海の中でよくかき混ぜられたとしよう。そして、海からコップ一杯の水を汲み上げたとき、もともとコップに入っていた赤い色の水の分子は約100個は入っている。」 宇宙の話を聞いていると、気を失いそうになるのは私だけでしょうか。 それよりも、話を聞いている娘がすごく賢いと思いました。2016/06/27
n
1
宇宙のこと、ちょっと知れたような、やっぱり全然わからないような。噛み砕いて書かれているけれど、想像力が追いつかない。ぽかんとするけどきらきらしていて、たまに気になってしまう。宇宙。 空のある方角から謎の電波を受信した時に、あまりに規則的すぎるから(=意味のある情報を送ろうとしていないから)宇宙人からの電波ではないとすぐわかったという考えが面白い。 科学者のものの考え方に触れられることと、ロマンだけでなく近い宇宙のことについては権力やお金や…憧れだけでない生臭いことが書かれていて新鮮だった。2015/08/31
たみ
1
宇宙ができる前は?とか宇宙の外側って?とか考えると途方もない未知にソワソワする!!「それはわかりません」という結論をすんなり受け入れられるのは理系の特質なんだろうか。わかり得なくともつい色々想像してしまって落ち着かない気持ちになっている文系民です。2015/02/17