忘れられていた息子―オモリナ村の天使

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  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773380279
  • NDC分類 989.23
  • Cコード C0097

内容説明

みんなから変なふうにながめられるのはいやだ。もっといやなのは、ぼくが来ると、みんなが黙ってしまうときだ。それは、ぼくがみんなを嫌な気分にさせているからだ、ってわかる。でも本当は、みんながぼくをいやな気分にさせてるんだ。―ミスラヴの日記より。人間の価値ってなんですか?本国では8刷、売切れ書店続出―クロアチア発!原語からの翻訳本、日本上陸!

著者等紹介

ガヴラン,ミロ[ガヴラン,ミロ] [Gavran,Miro]
1961年、クロアチアの村、ゴルニャ・トゥルナヴァに生まれる。大人向けの小説以外に、若者や子供向けの読み物も執筆している。劇作家としても、クロアチア国内外を問わず活躍し、ヨーロッパのあちこちで作品が上演されている。クロアチア、ヨーロッパで、多くの賞を受賞

山本郁子[ヤマモトイクコ]
1980年代、旧ユーゴスラヴィアを訪問し、リエカ市に住みつく。リエカ市のための通訳、翻訳をする一方、現地の新聞や雑誌に様々な記事を定期的に寄稿。クロアチア・ラジオ第一放送では、「おやすみまえのお話」にシリーズで出演し、様々な日本の子どもの習慣や風習について語る。日本でも、通訳、翻訳に従事する傍ら、クロアチアの雑誌に寄稿を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みよちゃん

5
読書会の仲間のお薦め。家族から引き離されて施設で育った子が、家族の元に帰ってからの日記。知恵遅れの様に見られ傷付いているのに、村人はおろか家族さえも解ってもらえない気持ちが書かれていて、母親の態度に怒りさえ覚えた。クロアチアという馴染みのない社会、暮らしぶりがわかる。主人公の青年がこいをし、別れが訪れる悲しみ、胸が痛んだ。2017/06/04

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