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尾崎翠論―尾崎翠の戦略としての「妹」について

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773374179
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

昭和初期のごく短い期間に活躍し、代表作『第七官界彷徨』出版直後に消息を絶った尾崎翠。今なお多くの読者・研究者を魅了する作家像とその作品論。待望の刊行―。

目次

尾崎翠論―尾崎翠の戦略としての「妹」について
第1章 「尾崎翠」をとりまく環境と問題(尾崎翠の生涯;尾崎翠の作品;尾崎翠の評価と研究;研究の目的;アプローチの方法―フェミニズム批評について)
第2章 尾崎翠の「妹」(尾崎翠の作品における「家族」;「恋愛」と知識をめぐる兄と妹の関係;「第七官界彷徨」)
第3章 分身/分心を求めて(「兄妹世帯」の創造/想像力)
資料 尾崎翠「アップルパイの午後」―「妹たちの抵抗」

著者等紹介

塚本靖代[ツカモトヤスヨ]
1972年、東京生まれ。学習院大学大学院で近代文学を専攻し、1997年に本書である尾崎翠についての修士論文を執筆。その後、東京大学の大学院(博士課程)に入学し、尾崎翠と野溝七生子、吉屋信子の三者を考察する博士論文に取り組む。しかし、2001年2月に病気を診断され、2002年6月に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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