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歴史との対話―十人の声

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773368666
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0098

内容説明

人間、特に子どもの基本的人権の確立をめざす流れは、従来の子どもの文学で表現されてきた子どもと大人の関係、子ども像、大人像などを変え、いわゆるジャンルなども従来の概念が通用しにくくなった。本書は、これからの歴史小説・物語の可能性をさぐる試みである。

目次

第1部 大地の声と“わたし”(歴史化される「ヴィジョン」―J.ハイウォーター;越境する民族・文学・歴史―G.ソト;記憶を紡ぎ出す夢想・物語―P.ライトソン;交感する時間のドラマツルギー―A.ガーナ;時間の記憶、個の記憶―P.ピアス)
第2部 心の声と“わたし”(奪われた過去、再生される記憶―L.ローリー;内なる歴史、内なる場所―M.マーヒー;歴史の中の入れ替わり、一人の中の入れ替わり―P.ファーマー;自分を語り、現在を語る―A.ファイン;私と世界の「あいだ」を超えて―P.プルマン)
第3部 世界の声と“わたし”(「歴史小説」から見た児童文学―読みに開かれる地平;「歴史」との対話―物語が拓く地平)

著者等紹介

神宮輝夫[ジングウテルオ]
青山学院大学名誉教授(児童文学専攻)

早川敦子[ハヤカワアツコ]
津田塾大学助教授。専門領域のイギリス文化、社会、文学から児童文学研究や書評にも関わる
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