内容説明
「人間は万物の霊長である」と言うのは空虚ではない。「霊」と言う語を正しく位置づけることによって、自ずからその事実が明らかになる。本著は、誰にも分かる表現で、その事実を解明している。著者は神秘主義者ではない。医学も薬学も精神療法も肯定している。ただ、そのいずれにも限界があり、基本は本人の生命力で、結局「天は自ら助くる者を助く」と言う事実を、表現の極限を行使して説明している
目次
第1章 心霊現象に対する世界の態度
第2章 私の心霊実験から
第3章 前章に関する一般的な留意事項
第4章 俗世間の心霊現象
第5章 心霊現象の本質的性格
第6章 心霊現象は本質観の表現である
第7章 心霊現象の構造
第8章 霊能力の形成の順序
第9章 心霊操作についての全般的留意事項
第10章 心霊問題の危機
第11章 霊能者について
最終章 真我の回復・人類を照らす唯一の太陽
著者等紹介
森下辰夫[モリシタタツオ]
明治37年(1904年)大阪に生まれる。昭和3年(1928年)京都帝国大学文学部(仏文)卒業(外資系会社オデオン、天理外国語学校、関西日仏協会勤務の後)。昭和13年(1938年)満州建国大学教授。昭和16年(1941年)霊能力を得る。昭和23年(1948年)『言語哲学序説』、『英語新考』、『仏語新考』、『独語新考』、などを著述、出版。昭和24年(1949年)京都工芸繊維大学教授。昭和39年(1964年)英語で『心霊問題と人間』著作(未発表)。昭和42年(1967年)京都産業大学教授。昭和45年(1970年)大阪にて死去、勲三等受賞(遺贈)
小松千加弘[コマツチカヒロ]
昭和八年(1933)兵庫県西宮に生まれる。昭和32年(1957)大阪外国語大学(イスパニア語学科)卒業。住友商事(株)大阪本社入社。平成5年(1993)同社を定年退職。現在、ボランティアとして、豊中ラグビースクール指導委員(広報担当)と、豊中岡町自治会理事(相談役)
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