内容説明
スコアなんてゴルフの楽しみの七分の一にすぎない。四季折々の花鳥風月を愛でる、美酒佳肴をともにしながら人と深く交わり親しむ至福の時間。城山さんがゴルフについて書き遺したすべてのこと。
目次
第1章 ゴルフによって拾われた命(もしもゴルフがなかったら…;ラウンド・ドキュメント―長打が出れば、寄せならず… ほか)
第2章 ビジネスプランとしてのゴルフ(対談…ビジネス戦争を生き抜く)
第3章 めぐり逢えるよろこび(インタビュー…作家のゴルフ、経済人のゴルフ;ふしぎな一日 ほか)
第4章 組織や群れから離れて(「無所属の時間」をお持ちですか?;「そうか、キミはもういないのか…」 ほか)
著者等紹介
城山三郎[シロヤマサブロウ]
1927年(昭和2)愛知県名古屋市生まれ。作家。17歳で海軍特別幹部練習生に志願入隊。1952年、一橋大学卒業。1957年、「輸出」で文學界新人賞受賞。1959年、「総会屋錦城」で直木賞受賞。組織と個人の関係を深く追求した意欲作により経済小説の先駆者としての地歩を築く。1975年、『落日燃ゆ』で毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。1996年(平成8)菊池寛賞、2003年朝日賞受賞。重度の不眠症を治すため医師に勧められ39歳頃からゴルフを始めた。程ヶ谷CC、相模CC、スリーハンドレッドCなどのメンバーだった。2007年3月22日、間質性肺炎のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ucchy
1
ゴルフの話が時々出てくる対談、随筆。内容は日本人論、海外見聞録、文壇の内輪話、政財界人との交遊。ゴルフについては健康に良い、人と交遊できる等で独自性ある見解はない。スイングは変な癖が直せない、下手(ハンデ20)だが楽しめてるからいいんです、で向上心が感じられない。終生パーシモンを愛用は話が古過ぎる。ある対談で(昔の)サントリーのマグレガー買収を卓見だと述べているが、マグレガーのクラブは今ほとんど目にせずこれも古過ぎ。城山三郎に興味があれば面白いかも?ゴルフについて期待していた人にとってはスカスカの内容か。2020/06/19
まくら
0
★★2007/11/24