内容説明
「スカートなんて着られない!」「男の子が気になるのはなぜ?」「ありのままの私じゃいけないの?」1クラスに2~3人いるといわれるLGBT。子どもたちに寄り添うための本。
目次
セクシュアリティってなんだろう?
さまざまなセクシュアリティ
LGBTの子どもたちに起こっていること
なぜ、LGBTについて学校で教える必要があるの?
男らしさ?女らしさ?
無意識なジェンダーやセクシュアリティの押しつけ
性別で分かれていることってなんだろう?
みんなが使いやすいトイレって?
みんなが楽しい体育・プールって?
みんなが受けやすい健康診断って?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jinya tate
7
図書館電子書籍。高校生以上なら問題なく読める。平易な解説と、若い人たちの体験談や声が多数載せられてている。当事者も該当しない人も、一般教養として読んでおくべき一冊だと思う。平均、30人のクラスで2人強の当事者がいる。もちろん偏差はあるが、仲間内の冗談が周りの当事者を傷つけている可能性は十分にあるということだ。2023/03/08
knuuyy
1
ReBit監修。ワークブックのような作りで、LGBT学生らのコメントが豊富。読みやすく当事者を身近に感じられる。問題点がふたつ。ひとつはDSDsについてネクスDSDジャパンの文章を採用していること。この団体は要注意。(Twitter上などでTERFに同調的な態度をとり続けている)もうひとつは性ホルモン治療について。「インターネット上で不正に売買されている闇ホルモン」とあるが、個人輸入は合法。リスクのある服薬をせざるを得ないのは医療アクセスの悪さが問題なのであり、罪悪視することは当事者の健康に寄与しない。2022/02/27
静木
1
タイトル通り「LGBTってなんだろう?」という状態の人に向けた本。当事者の方の声がたくさん収録されており、一読の価値あり。 LGBT当事者が具体的に何に困ったり悩んだりしているのかが非常にわかりやすく書かれている。2019/10/09
Narr
0
性表象について参考。ジェンダーのことで直接悩む人でなくとも、他者を知ることの一助にはなるかと思われます。