内容説明
日本の医療はいまどんな問題を抱えているのか、それはどのような経過で生まれて来たのか?どのような医療制度を作っていったらよいのか、私たちにできることは何か?医療大国をめざす33の提案。
目次
第1章 いま、医療の現場で何が起こっているのか(日本の医者は徹夜明けでも手術をしなければならない;なぜ自治体病院の経営は崩壊するのか? ほか)
第2章 日本の公的医療保険制度はどこが歪んでいるのか?(日本の医療保険制度は世界でまれに見るすぐれた制度だった;医療費削減政策で次第に短くなった入院日数 ほか)
第3章 お金の問題を通して医療の問題を考える(日本の医療費への税金支出は世界22位の低水準;医療費審査による減額査定の問題はどこにあるか ほか)
第4章 患者と医療従事者が信頼関係を築くために(医療事故の原因究明はどうあるべきか?;「お互い被害者」の患者‐医療者関係からお互いを尊重し合意をめざす関係へ ほか)
第5章 安心して医療を受けられる社会にするために市民は何をすべきか(「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会は、小児医療の知識を学びあいます;庄内地方での医療生協の取り組み ほか)
著者等紹介
本田宏[ホンダヒロシ]
昭和29年福島県郡山市生まれ、昭和54年弘前大学医学部卒、現在埼玉県済生会栗橋病院副院長、NPO法人医療制度研究会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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