内容説明
社会保険庁のとんでもな不始末、年金制度の崩壊、労働者を追いつめ、医療や福祉をどんどん切り捨て、ワーキングプアーを増大させる。「美しくない日本」に邁進する現状を４０の悪法で読み解く国民的課題図書。
目次
１章 統制国家をめざす悪法
２章 思想信条の統制やメディア規制をうながす悪法
３章 軍事国家化をめざす悪法
４章 国民の責務を強調する悪法
５章 命と暮らしを破壊する悪法
６章 憲法改悪・立憲主義の危機をまねく悪法
著者等紹介
斎藤貴男［サイトウタカオ］
１９５８年、東京都生まれ。フリージャーナリスト。早くから格差社会・監視社会の問題に取り組み、精力的に取材、執筆している
石埼学［イシザキマナブ］
１９６８年、神奈川県生まれ。亜細亜大学法学部准教授。憲法学を専門としているが、生活安全条例や反戦ビラ事件の研究にも取り組む気鋭の研究者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらさき
2
民衆のエゴばかりで法律を作ったら成り立たないから悪法？は仕方がないと思った、いざとなったらデモが起こるから国もそこまで乱暴には使わない(少なくとも公には)2022/06/21
yoshi
0
議会制民主主義の国にいながら、選挙に失望しつつ、立法機関である国会が子供のケンカよりタチが悪い議論とも言えない議論しかしてない。そんなことを感じながらも、制定されてしまっていて知らない法律がある。国のルールを知らないのも恥ずかしいな。2009/03/21
可兒
0
こういう本の常なのか、挿絵が露骨でめざわり。文章も、内容はいいとして文体が「私たちは、皆さんのためになることをわざわざ教えてあげてるんです」と全面的に主張していて、中身まで疑いたくなる。まあ実際、論拠に欠ける記述や感情論はあるが2010/01/22
