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ごみ処理のお金は誰が払うのか―納税者負担から生産者・消費者負担への転換

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784772603393
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C0036

内容説明

生産者・消費者・行政がごみに対する考え方を変える必要がある。ごみをめぐる最新情報、拡大生産者責任に関する国際的な動向を紹介しながら、処理費用をキーワードに「日本のごみ問題」を再点検し、その現状と解決策を提起した注目の書。

目次

転換を迫られるごみとリサイクル
ごみはどのように処理されてきたか
ごみを処理する法律とごみ行政
焼却施設をめぐる政・官・財の癒着
ごみ減量時代に乗り遅れる国と自治体
ごみ収集の有料化をどう考えるか
リサイクルでごみ問題は解決するか
容器包装リサイクル法の仕組みと現実
プラスチック問題をどう解決するか
循環型社会を作る法律
海外の容器包装リサイクル
廃棄物処理の新技術にどのようなものがあるか
ごみ減量を進めるために

著者等紹介

服部美佐子[ハットリミサコ]
NPO法人ごみ・環境ビジョン21副理事長。生活協同組合で水や原発など環境問題の活動を始める。92年より日の出処分場紛争に関わり、「三多摩・自区内処理を実現する市民プロジェクト」、「むさしの・ごみを考える会」を発足。97年「ごみ・環境ビジョン21(現NPO法人)」を設立。03年より「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク」事務局。04年7月より環境省・中央環境審議会臨時委員。ごみ問題、ドイツの環境政策などをテーマに講師を務める

杉本裕明[スギモトヒロアキ]
朝日新聞記者。北海道支社報道部を振り出しに、東京本社社会部、くらし編集部(現・生活部)で環境庁、環境省の取材を通算6年担当。総合研究センター主任研究員などを経て、名古屋本社報道センター記者。自然保護、化学物質、環境アセスメント、大気汚染、水質汚染、廃棄物、ダム、河川行政などの環境分野を幅広くフォローし、市民参加、情報公開にも詳しい
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SAKU

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 多少古い本だが、ごみ処理の「コスト」について、考えさせられた。家電など、後から処理費用を支払うことになっているこの国の制度は不法投棄を推奨してしまうようなものである。だが、それは産業界の意向を汲んだ経産省と環境省の暗闘があり、それに経産省が勝ってしまった結果である。こういうことを知ると欧州北部のような製造者の責任が大きいところが羨ましく思えてしまう。人口減少によりごみは減るかもしれないが、未だに税金による処理費用は大きい。大幅な制度改正を求めていくしかないのだろうか。2017/03/09

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