病いは物語である―文化精神医学という問い

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病いは物語である―文化精神医学という問い

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  • サイズ A5判/ページ数 386p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772417341
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

内容説明

対話的思考とエスノグラフィーの出会い。「臨床場面における物語(ナラティヴ)と対話的思考」を具体的な事例を通して考える。日常的な臨床会話からある時堰を切ったように滾々と湧きだす「声」。精神療法(心理療法)の源流への「旅」。物語的思考とライフストーリーを臨床の中心に据える文化精神医学の方法論。

目次

序編 治療における物語と対話(「大きな物語の終焉」以降の精神医学・医療の現在;病いは物語である―「臨床民族誌」の考え方 ほか)
第1部 文化精神医学の方法論(精神療法は文化とどこで出会うのか;文化を臨床の中心に据えるために・再論 ほか)
第2部 臨床におけるエスノグラフィー(病いの経験を聴く―医療人類学の系譜とナラティヴ・アプローチ;臨床の記述と語り ほか)
第3部 現代精神科臨床の変容と文化精神医学の視点(精神科の敷居は低くなったか―精神科受診と「治療文化」の変容;障害・疾患・症状の呼称と翻訳をめぐる問題点―精神科用語検討委員会における議論を踏まえて ほか)

著者等紹介

江口重幸[エグチシゲユキ]
1951年生まれ。東京都出身。精神科医。1977年東京大学医学部医学科卒業。長浜赤十字病院、都立豊島病院を経て、1994年から一般財団法人精神医学研究所附属東京武蔵野病院に勤務する。臨床精神医学、文化精神医学、医療人類学、力動精神医学史に関心をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pentaxxx

1
基本は「治療文化」論であり、ナラティブ・アプローチの本でもある。バフチンや「余白」についての言及もあり、非常に参考になる。部分的には再読が必要か。2021/03/07

文狸

1
訳者なだけあって、クラインマン、グッド(+マッティングリー)あたりの、解釈学的なアプローチをとる臨床人類学についての知見が非常によくまとまっている。(論集の宿命なので仕方がないとは言え)同じ内容の繰り返しが多いのが難点だが、「「大きな物語の終焉」以降の精神医学・医療の現在」「病いは物語りである」「病いの経験を聴く」「病いの経験とエスノグラフィー」の4つくらいを読めば、上述の分野の概要を掴むのに持ってこいだと思う。2020/09/29

0
言葉と思索とが乖離してはならない,言葉をこころのアリバイにしてはならない2022/09/05

S.E.

0
バチバチの医師による、人文的なお話をじっくり聞いた気分になれる。2021/10/05

Red-sky

0
なんとか最後のページまで辿り着けた。年明けにある講演会までに一回は目を通そうと慌てて読んだので、また時間を空けて再読したい。精神科医療においては、西洋医学より現地のお祈りや憑依での治療が一定の回復をもたらしているなど、その地の生活やその人のライフヒストリーが治療の糸口となっている。医学の一領域でありながら、先生が関西での臨床に苦労し、地理の本が参考書となっていたなど他領域では考えられないことなんだろうなぁ。改めて不思議な領域であることを考えさせられた。2019/12/31

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