内容説明
「性依存症」と言われても、実際に当事者がどのような行動を起こすのか、知っている人は少ない。本書では「痴漢」「露出」「ストーカー」などの事例を用いて、加害者と被害者両面の現実を追う。また当事者の座談会も収録し、どういった気持ちで行動に至ったか、またその後の心情の変化、身の回りの変化など、生の声を聞くことができる。あわせて専門家の座談会も行った。性依存症の現実の背景には、どういった問題が潜んでいるのか、今後はどのように支えていけばいいのかを展望している。「性とこころ」の問題は、美術、文学、宗教、映画、演劇、服装、結婚、職業など多岐に渡る。本書は、決して他人事ではない現実を知るきっかけの一助となるだろう。
目次
当事者のシリーズPart1(加害者・被害者編)(痴漢加害者体験談;痴漢被害者体験談;露出する男たち ほか)
当事者シリーズPart2(小児性愛のリアル;強姦のリアル;セックス依存症の男たち ほか)
座談会(専門家による「性依存症のリアル」;SAG「性依存症のリアル」)
著者等紹介
榎本稔[エノモトミノル]
1935年東京都生まれ。1957年東京大学教養学部理科二類修了。1961年東京医科歯科大学医学部卒業。1969年成増厚生病院副院長。1975年山梨大学保健管理センター助教授。1988年東京工業大学保健管理センター教授。1992年榎本クリニック設立、院長。1997年医療法人社会榎会・榎本クリニック理事長。医学博士(社会精神医学専攻)。日本精神神経学会理事、日本精神衛生学会理事、日本社会精神医学会理事、日本デイケア学会理事、日本学校メンタルヘルス学会理事、日本外来精神医療学会名誉理事長、東京精神神経科診療所協会理事、全日本断酒連盟顧問、日本「性とこころ」関連問題学会理事長、日本「祈りと救いとこころ」学会理事長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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