出版社内容情報
ソリューション・フォーカスト・アプローチとMRIアプローチから導かれた新しいブリーフセラピー・モデルを解説する。
ソリューション・フォーカスト・アプローチとMRIアプローチから著者が導き出した,よりシンプルなブリーフセラピー・モデル。その,クライアントの「輝く側面」を広く相互的に構成していくモデルを,2010年日本ブリーフセラピー協会名古屋支部で行われたワン・デイ・ワークショップをもとに解説する。ワークショップ参加者とのシミュレーション,質疑応答に加えて,多数の執筆者によるブリーフセラピーに関するコラムも収録。
第1章
内容説明
クライアントの「すでにそこにある力」を多面的に捉え、相互作用的に構成していく若島流最新ブリーフセラピー・モデル。
目次
第1章 ブリーフセラピーとは(なぜブリーフセラピーはシンプルなのか;家族療法成立の背景 ほか)
第2章 ブリーフセラピーのモデル(ソリューション・フォーカスト・アプローチとは;MRIアプローチとは ほか)
第3章 二刀流から新陰流へ(心理療法としての新陰流;なぜ新たなアプローチが求められるのか ほか)
第4章 シミュレーションから学ぶ(1)(事例の概要;実演その1 ほか)
第5章 質疑応答を通じての理解(問題についての会話(プロブレム・トーク)について
セラピストがone upにならないために ほか)
第6章 シミュレーションから学ぶ(2)(家族面接設定でのシミュレーション;介入課題に導くまで ほか)
著者等紹介
若島孔文[ワカシマコウブン]
2000年東北大学大学院博士課程修了、博士(教育学)、臨床心理士、家族相談士、家族心理士、家庭犬訓練指導士。現在、東北大学大学院教育学研究科准教授。他に日本カウンセリング学会『カウンセリング研究』拡大編集委員、日本家族心理学会常任理事・常任編集委員、日本ブリーフセラピー協会本部研修員制度チーフトレーナー、日本ブリーフセラピー協会学術会議『International Journal of Brief Therapy and Family Science』編集委員長、財団法人ふくしま自治研修センター客員教授、神奈川被害者支援センター専門委員会委員、海上保安庁第三管区惨事ストレス対策ネットワーク委員会委員、杉並区教育委員会不登校対策チーム・スーパーヴァイザー、荻窪福祉事務所次世代育成支援員・スーパーヴァイザー、宮城教育大学非常勤講師、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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