女性の発達臨床心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772409902
  • NDC分類 143.5
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、女性が生まれ、育ち、育て、老いてゆく中で、さまざまな時期によって立ち現われる女性特有の心身の変化と、その背後にあるこころの課題や葛藤を、生涯を通じた発達の視点から捉えている。そこに必要な発達援助や心理臨床のアプローチについて、臨床心理学や発達心理学、精神医学などの立場から考え、多くの事例をもとに説いた。

目次

第1部 女性の発達臨床心理学の意義(女性の発達臨床とする意義;女性心理臨床家に今、必要なもの)
第2部 女性にとっての臨床心理活動の意味(心理臨床家におけるジェンダー意識―ジェンダー・センシティヴィティ;女性とメンタルヘルス;家族をつなぐ女性―家族の発達という視点から;女性の視点からみる発達臨床心理学)
第3部 ライフサイクル前半の課題(出生前診断・選択的中絶と障害受容・治療拒否;児童虐待への心理臨床的ケア;少女非行―被害者として,加害者として;内向する思春期―リストカットの問題)
第4部 ライフサイクル後半の課題(周産期・新生児医療の場における心理臨床;ドメスティック・バイオレンス;不妊治療における心理臨床にみる女性たち;カップル・セラピー―個人の心理・夫婦家族システム・ジェンダーの統合的理解;更年期のこころとからだ;高齢女性の心理的問題)

著者等紹介

園田雅代[ソノダマサヨ]
東京大学教育学研究科教育心理学修士課程修了。臨床心理士。創価大学大学院文学研究科臨床心理学専修課程教授

平木典子[ヒラキノリコ]
ミネソタ大学大学院教育心理学修士課程修了。臨床心理士。東京福祉大学大学院社会福祉学研究科教授

下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。博士(教育学)、臨床心理士。東京大学大学院臨床心理学コース教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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