ナラティヴと医療

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772409445
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C3047

出版社内容情報

ナラティヴ理論の紹介だけでなく、多くの実践例を具体的に述べており、その多様性のなかに新しい医療のあり方を示す。

内容説明

本書は、人の生と病い、そして医療者のあり方をめぐって展開を見せているナラティヴの考え方に焦点を当て、ナラティヴ・ベイスト・メディスンや社会構成主義といった立場から、実践家・研究者が集い、心身医学、内科学、看護学、終末医療、医療倫理、医療訴訟、医学教育、遺伝相談などの医療の姿を多声的に描き出したものである。

目次

第1部 ナラティヴの多様性(ナラティヴとは何か;臨床場面における物語と声―ジャネの「想話機能」を手がかりに;ナラティヴの断層について;医療者と生活者の物語が出会うところ ほか)
第2部 医療におけるコミュニケーションとナラティヴ(心身医学―移植の語り;民俗セクター医療をめぐるナラティヴ―その社会・文化・歴史的構築;遺伝医療におけるナラティヴ―女性たちの語り;幻覚妄想というナラティヴ―関係性における病いと癒し ほか)

著者等紹介

江口重幸[エグチシゲユキ]
東京武蔵野病院。東京大学医学部卒業、医師(精神科)

斎藤清二[サイトウセイジ]
富山大学保健管理センター教授(センター長)。新潟大学医学部卒業、医師(内科)、医学博士

野村直樹[ノムラナオキ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。スタンフォード大学博士課程卒業、文化人類学、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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