統合失調症者とのつきあい方―臨床能力向上のための精神保健援助職マニュアル

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772408196
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

出版社内容情報

《内容》 「セラピストとソーシャルワーカーの感覚を“統合”すれば,援助能力は高まる」「ユーザーにとれば職域など関係ない。ユーザーにとって最良の支援をすることが第一」とセラピストとPSWの二足のワラジを履く著者によって書かれた明解で実践的なテクニックと心意気が満載。
豊富な事例を元に,統合失調症者とのつきあい方から,薬物治療の基礎知識,心理療法的ノウハウを駆使した面接テクニック,教科書には(たぶん)書いていないソーシャルワークの実務知識,はたまた辞表を出す方法まで,かゆいところに手が届く援助職の必携マニュアル。    

《目次》
第一章 私の仕事―“統合”的援助のために
福祉職と心理職の違い
(事例1)レッテル貼り
(事例2)犯人探しの結果起こること
(事例3)解決は視点を変えることで起こる
(事例4)暴れん坊が「やさしいおじちゃん」に
第二章 統合失調症とは
1 原因は何ですか?
2 どんな症状があるのですか?
3 どんな病気のタイプがあるのですか?
4 病気の治療と予後(たどる経過)
5 薬物療法について
6 どんな副作用があるのか
7 統合失調症の合併症
第三章 つきあい方の原則
1 統合失調症の方々の特徴
2 援助者としての姿勢
第四章 実際例から学ぶ面接のコツ
1 相手の目を見すぎない
2 「変化させたい」という気持ちを悟られないこと
3 あいづちを打ちすぎない、共感しすぎない、聞きすぎない
4 ジャンケン後出し法?
5 情報収集がうまくなるコツ
6 リフレーミングをする
7 「巻き込む」と「託す」
8 患者のことは家族に聞く
9 元気にさせる聞き方のコツ
第五章 システムズアプローチというものの見方や考え方
1 基本
2 基本的認識論
3 基本的なものの見方と考え方
4 基礎的な技法
5 ソリューション・フォーカスト・アプローチの技法
6 まとめ
第六章 統合失調症の心理面接
1 はじめに
2 問題の「外在化」技法について
(事例1)穴掘り療法―問題と解決方法の悪循環を絶つ
(事例2)「認めるよ、ただし……」で現実的にさせる療法
(事例3)逆説的なアプローチが功を奏した例、「もっと閉じこもれ」療法
(事例4)異常体験を「笑う」ことで深刻さの刺抜きをする療法
(事例5)悪循環パターンを揶揄することで家族システムに変化を
(事例6)妄想を鵜呑みにする方法―相手の土俵で勝負する
3 まとめ
第七章 誌上討論会
1 精神保健福祉士という資格
2 医学モデルと生活モデル
3 システムズアプローチに出会うまで
4 人は何で「治療」にこだわるのか
5 ケアマネジメント
6 有効利用
7 アゴヒゲアザラシのタマちゃんから学んだこと
8 ニードは専門性を超えて発生する
第八章 あなたの悩みにお答えします
質問【1】雑用役じゃないのに/質問【2】看護婦さんと仲良くなる方法/質問【3】医者の尻拭いも仕事のうち?/質問【4】PSWってこの先どうなの?/質問【5】病院や医師を選ぶとき/質問【6】プライバシーって/質問【7】患者さんが拝み屋に/質問【8】自主性と甘えの差/質問【9】面接の構造とは?/質問【10】暴言を吐く医師/質問【11】障害年金の申請/質問【12】障害手当金の申請/質問【13】手当や制度を利用したい/質問【14】守秘義務って何?/質問【15】妄想とのつきあい方/質問【16】一人職場で休めない/質問【17】作業所運営のコツ/質問【18】文脈って言われてもピンとこない/質問【19】ネットワーカーになりたい/質問【20】薬でうつに/質問【21】もう辞めたいです/質問【22】変な薬を出しているのでは/質問【23】入院させたのに悪くなっている/質問【24】薬は増やす必要があるの?/質問【25】薬のまとめ飲み/質問【26】薬と妊娠/質問【27】勝手に薬を中断している/質問【28】うなぎと梅干しのごとく/質問【29】高齢患者への援助は/質問【30】患者さんが自死を

内容説明

「セラピストとソーシャルワーカーの感覚を“統合”すれば、援助能力は高まる」「ユーザーにとれば職域など関係ない。ユーザーにとって最良の支援をすることが第一」とセラピストとPSWの二足のワラジを履く著者によって書かれた明解で実践的なテクニックと心意気が満載。豊富な事例を元に、統合失調症者とのつきあい方から、薬物治療の基礎知識、心理療法的ノウハウを駆使した面接テクニック、教科書には(たぶん)書いていないソーシャルワークの実務知識、はたまた辞表を出す方法まで、かゆいところに手が届く援助職の必携マニュアル。

目次

第1章 私の仕事―“統合”的援助のために
第2章 統合失調症とは
第3章 つきあい方の原則
第4章 実際例から学ぶ面接のコツ
第5章 システムズアプローチというものの見方や考え方
第6章 統合失調症の心理面接
第7章 誌上討論会
第8章 あなたの悩みにお答えします

著者等紹介

野坂達志[ノサカタツシ]
1960年、鳥取県生まれ。家族療法家、精神保健福祉士、セラピスト(専門:昔は精神分析と内観、現在は家族療法と「虫退治」)。国立米子工業高等専門学校中退後、東洋大学社会学部で社会福祉を専攻。群馬県西毛病院、広島県福山友愛病院、埼玉県大宮厚生病院などを経て、現在、公立上下湯ヶ丘病院勤務(2004年4月から府中市立湯が丘病院に改称)。他に、学校臨床や職場のメンタルヘルスについて講演もぼちぼち行う。1994年より福山家族療法研究会主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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水野

0
よく使う薬やその効果とか、具体的な場面と対応とかについて、経験から語るもの。家族療法の人の本だけど、心理士とか保健師とか家族とか、誰が読んでも読んでも役立ちそうな実際的な良著。ちょうどいい時に読んだ。2013/07/16

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