ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772407885
  • NDC分類 492
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  根拠にもとづいた医療(EBM)がより洗練された近代科学的な考え方を医学界に持ち込んで久しい。しかし,統計的な「エビデンス」が治療に役だつこともあれば,また,役だたぬこともある。統計的データの下では,目の前にいる患者も,数字の一つにすぎなくなる可能性があり,それは,多くの患者にとっても,また,治療者自身にとっても,不幸な出来事であろう。
 こうした状況を打破するために,EBMの研究者たちによって「ナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)」の概念は生み出され,本邦でも『ナラティブ・ベイスト・メディスン』の訳書刊行も行なわれるなど,医療領域のパラダイムを大きく変えようとしている。そうした変革期に,前掲書を監訳した二人の著者によって,より臨床に根ざしたNBMの実践のための本書が生み出された。
 本書は,NBMの基本的概念から,その使い方,そして,量的研究から,実際の臨床に益する質的研究方法への転換などを,研究者ではなく,あくまでも治療者の視点から,多くの事例をもとに語ったものである。「医療」とは,そもそもいったい何か? 「治療」「治す」ということは,いったい何を目的としているのか? 患者の幸福? 治療者の満足だろうか?――本書は,こういった本質的な問いに対する一つの解を与えるものであり,すべての治療者に必読のものとなるだろう。    

《目次》
序文
第1部 NBMを理解する
第1章 ナラティブ・ベイスト・メディスンとは何か
第2章 NBMにおける面接法
第3章 NBMにおける研究法
第2部 NBMを実践する
第4章 対話分析
第5章 事例研究
あとがき

内容説明

本書は、NBMの基本的概念から、その使い方、そして、量的研究から、実際の臨床に益する質的研究方法論とその実際などを、研究者ではなく、あくまでも治療者の視点から、多くの事例をもとに語ったものである。

目次

第1部 NBMを理解する(ナラティブ・ベイスト・メディスンとは何か;NBMにおける面接法;NBMにおける研究法)
第2部 NBMを実践する(対話分析;事例研究)

著者等紹介

斎藤清二[サイトウセイジ]
1975年新潟大学医学部卒業。富山医科薬科大学医学部内科学第3講座助教授を経て、富山大学保健管理センター教授(所長)

岸本寛史[キシモトノリフミ]
1991年京都大学医学部卒業。静岡県立総合病院心療内科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。