家族面接のすすめ方―ミラノ派システミック療法の実際

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  • サイズ A5判/ページ数 424p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772406765
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、ミラノ派による家族面接の記録をもとに、著名な二人の家族療法家リン・ホフマンとペギー・ペンが、各場面ごとに「その家族にどのような仮説を立てたか」「なぜそのような質問をしたか」「他の質問をしたら家族はどう答えたか」「どのような介入が提案されたか」「なぜその介入が決定されたのか」といった質問をし、ボスコロとチキンがそれに答え、相互に意見を交換するという形で、その家族面接技法の実際の姿とその根底にある治療哲学を詳細に示したものである。ミラノ派のシステミック家族療法は、家族はもちろんのこと治療者自身もその中に含めた治療システムを前提とするシステム論的家族療法の到達点であり、またその後のポスト・モダニズムへの発展を導く基礎ともなっている。家族のもつ力を活性化させ、家族が自ら問題を解決し、行動変容を遂げることができるように援助する円環的質問法や介入法など、魅力的で効率的な治療技法の実際の姿が、視点を異にした著者たちによって徹底的に討論された。

目次

序論 精神分析からシステム論へ
第1部 泣き虫坊や
第2部 秘密を持つ家族
第3部 アノレキシアのお店
第4部 お母さんから離れられなくなった女の子

著者等紹介

富田伸[トミタシン]
富田医院

三井敏子[ミツイトシコ]
北九州市立精神保健福祉センター

鈴木和子[スズキカズコ]
家族のための心の相談室
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