内容説明
少子化が進む中で、不登校、いじめ、校内・家庭内暴力、非行、薬物乱用、児童虐待、買売春、自殺など、子どもの問題は多様化し、複雑化している。本書は、こうした現象を「暴力」というキーワードでとらえなおし、これらの問題に対する実践的なアプローチや、社会的な背景、ケース研究などをまとめたものである。
目次
1 子どもと暴力(暴力と傷つきやすい子どもたち―世界の子どもは、今;児童に対する性的虐待―われわれは「シンデレラ」(近親姦物語)を越えられるか
子どもの虐待と家族―虐待を生じる要因としてのトラウマ
薬物非行 ほか)
2 学校のメンタルヘルスと暴力(学校カウンセリング:中学校―反社会的問題行動と秘密;スクールカウンセラーとしての精神科医;スクールカウンセラーと教師の連携―不登校生徒への学校全体の取り組み;いじめと学校精神保健 ほか)