内容説明
本書では、わが国へのフォーカシングの導入の歴史的一歩とも言うべき「人格変化の一理論」をはじめ「体験過程療法」など、これまで難解とされなかなか目にすることができなかったジェンドリンの哲学者・思想家としての姿を彷彿とさせる貴重な著作がより親しみやすくわかりやすい形でまとめられ、心理療法としてのフォーカシングの思想的・理論的背景を知るための貴重な文献となっている。
目次
第1章 フォーカシング―関係がこころを開くとき(小さな一歩;こころの響 ほか)
第2章 セラピーのプロセスの小さな一歩(セラピープロセスの小さな一歩;人間がそこにいる)
第3章 体験と実存(体験過程療法;体験と実存―実存主義哲学と心理療法)
第4章 生きる過程としての人格(人格変化の一理論;生きる過程としての人格―ジェンドリンの人格理論)