内容説明
摂食障害者には緊密な治療関係と長い期間にわたる治療が必要であると信じられてきたが、ブリーフセラピーは何よりもクライエントのもっている強さと柔軟性に徹底して焦点をあてることにより、治療を短期かつ効果的に行うことを可能にする。本書は、摂食障害者の治療にあたっている臨床家が困難な状況の中で必要とされる治療技術を高め、臨床現場ですぐに使えるセラピストとしての腕を磨くために有用な資源となるだろう。
目次
第1章 序論:摂食障害者とソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピー
第2章 パラダイムの転換:病気を超えて
第3章 臨床における諸前提の変換:“マインドフル”になること
第4章 変化する治療関係:協同性のアート
第5章 初回面接:基本的な質問法
第6章 難しいケースの治療:有用な介入
第7章 ソリューション・フォーカストによる集団療法:プログラムとすすめ方
第8章 終章:鏡の国