痴呆老人への対応と介護

痴呆老人への対応と介護

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772405881
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 痴呆の治療は,臨床的,精神薬理学的にさしたる進歩がみられないのが現状である。痴呆が不治であり,しだいに重度に向かうことは,冷厳な現実となっている。そこで,重要なことは疾患よりも人間に焦点を当てて,対応し,介護することになる。これが本書に一貫して流れる著者の哲学である。痴呆老人への対応と介護とは,血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆が示す言動の違いを把握することもさることながら,彼らの生活能力を維持・回復・向上させるためのリハビリテーションとメンタルケアを続けていくことも重要になる。そこでは,著者が説く<よい人間関係を築いて安心させ,病院が生きる頼りの拠り所となるように仕向けること>が肝心となろう。こうした趣旨で書かれている本書は,診療する医師だけでなく,リハビリを担当するコ・メディカルスタッフ,および痴呆老人を抱える家族にも役に立つ内容を備えている。

内容説明

痴呆の根本治療は、医学的にさしたる進歩がみられず、痴呆が不治であり、しだいに重度に向かうことは、冷厳な現実となっている。その現実下で、重要になるのは疾患そのものよりも人間そのものに焦点を当てて、対応し、介護することに尽きる。これが本書に一貫して流れる著者の哲学である。痴呆老人への対応と介護とは、血管性痴呆とアルツハイマー型痴呆が示す言動の違いを把握することもさることながら、彼らの生活能力を維持・回復・向上させるためのリハビリテーションとメンタルケアを続けていくことが重要になる。そこでは、著者が説く〈よい人間関係を築いて安心させ、病院が生きる頼りの拠り所となるように仕向けること〉が肝心となろう。こうした趣旨で書かれている本書は、診療する医師だけでなく、リハビリを担当するコ・メディカルスタッフ、および痴呆老人を抱える家族にも役に立つ内容を備えている。

目次

序章 痴呆をもった老人への接近する立場と態度―人間学的側面から
第1章 痴呆および痴呆患者の医学的な一般知識―精神医学的視点から
第2章 痴呆の臨床症状の意義と理解―精神医学的・現象学的
第3章 痴呆老人の生き方の理解と、それによる対応と援助―人間的アプローチ
第4章 痴呆老人への介護
第5章 痴呆老人へのリハビリテーション
第6章 老年期痴呆のターミナルケア
第7章 痴呆老人の人権―処遇場面での問題点
第8章 痴呆老人への地域ケアシステム

最近チェックした商品