内容説明
本書は児童思春期の精神科臨床で遭遇するさまざまな病態に対しての、基礎的な知識や心構え、実践的な治療的対応までを、多くの症例とともに記述している。執筆は、それぞれの領域を専門とする臨床家達が、豊富な臨床経験をもとに書き下ろしたものである。児童精神医学のトピックスを網羅した必読の実践指導書といえよう。
目次
1 オリエンテーション:児童・思春期の精神病理(自閉症と言語遅滞―発達障害の臨床;学習障害と多動性障害;心因性障害と身体化現象〈児童のヒステリー〉 ほか)
2 ストラテジー:治療的対応の前に(心理療法の適用と限界―児童・青年期を中心に;集団精神療法;集団精神療法と入院治療 ほか)
3 プラクティス:疾患別の具体的対処(かん黙症;摂食障害;強迫性障害―思春期分裂病症例にみられた強迫症状について ほか)
4 アプリケーション:こんなことで相談されたら(幼児虐待;青年期の自閉症;薬物依存;小児の自殺)