内容説明
本書は、開発教育を推進してきた現場の教員たちが「総合学習」を先取りした形で3年間にわたって実践してきたものであり、「総合学習」へのひとつのメッセージとなっている。関西セミナーハウスに集う仲間で作った前著『新しい開発教育のすすめ方―地球市民を育てる現場から』に続く次の発信を探っていくなかで、「難民」を切り口にして、人権・平和・開発・共生・参加・未来などについて、気づき・共感し・考え、そして態度を形成したり行動を起こしたりしていく手助けとなるものを目指している。
目次
第1章 総合学習は学びの未来形
第2章 実践事例―小学生以上対象(同じ時代を生きる子どもたち)
第3章 実践事例―中学生・高校生以上対象(強いられた移動―地球的課題としての難民)
第4章 実践事例―社会教育・中学生以上対象(難民問題の基礎知識(ワーク;○×カード))