内容説明
本書の構成は、二部よりなる。「第一部人生観」は、死の意識は持つものの、その覚悟まではすることなく、いかに生きるべきかを探求したものである。「第二部死生観」は、死わ覚悟して自己の生き方を探求し続け、最後に自己自らを死に至らしめることによって死の認識を遂行したある哲学者の人生観を解明しようとしたものである。
目次
第1部 人生観(ある哲学者の生;人生とは何か―苦悩;日常的な生き方―動揺;宗教的な生き方―救済;哲学的な生き方―挫折;人生観の諸相;女性観)
第2部 死生観(ある哲学者の生と死;告白の人生観;死生観哲学の生成と体系)