内容説明
江戸・明治・大正・昭和と２５０年以上の長きにわたって男子の遊びの王者であったメンコ。この失われゆく日本固有の玩具の全貌を、絵柄の変遷を中心に記録した初めての実物大原色メンコ図鑑。
目次
メンコの思い出
メンコとの再会を祝して
『メンコグラフィティ』刊行によせて
原寸 紙メンコ図鑑（字さがし、絵さがしメンコ；三すくみ拳とその他の図柄遊び；メンコの形態；中国の紙メンコ；相撲メンコ；勝つための工夫；特殊なメンコ）
メンコ考（メンコの起源と泥メンコ；鉛メンコ；紙メンコの登場と紙質の変遷；〈板メンコ〉；裏風俗としてのメンコ；メンコの呼び名；メンコ〈紙メンコ〉の遊び方；〈ロウメンの遊び方〉；メンコ史年表）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
5
著者は鷹家春文さん。めんこを集めて数万点というから驚きだ。めんこのルーツは「意銭」(ぜにうち)という賭博らしい。小さい頃年上の従兄弟のどや顔を思いだす。このほんにも様々な時代とともにあったメンコがおさめられている。「遊びながら、様々なルールの大切さ、上下関係、勝負の厳しさを学んできた。そして常に(まめこ)(ごまめ)などと称されて弱者に対してのハンディキャップルールがあり弱い者へのいたわり公正さに対するこだわりなども教えられたものです。」私って、ごまめだったのだな！メンコ同好会ってまだある？2019/12/03
