内容説明
本書では、次世代の環境哲学を語る。
目次
第1論文 ヒューマン・エコロジーは可能か(ヒューマン・エコロジーと生物学;エコロジー、新たな科学のパラダイム;エコロジーと進化;情報‐コミュニケーシヨン‐適応;「われ思う」のエコロジー;自然の中で人間によって形成された住み処と平和の条件)
第2論文 「節度」の概念のために―マルティン・ハイデッガーを記念して
第3論文 ユートピアと希望
著者等紹介
ピヒト,ゲオルク[ピヒト,ゲオルク][Picht,Georg]
1913‐1982。20世紀後半の西ドイツ思想界をリードした哲学者の一人。とりわけ教育論、環境論、平和論など、21世紀の人類に展望を開くために、ギリシャ哲学から現代に至る該博な認識を駆使して世界の現状の課題と斬り結ぶ数々の提言は、『いま、ここで―アウシュヴィッツとヒロシマ以後の哲学的考察』『続・いま、ここで』(法政大学出版局、1986、89)などに結実。ハイデルベルク大学宗教哲学講座主任教授(1965‐78)、福音主義学術協会研究所所長(1958‐82)を歴任
河井徳治[カワイトクハル]
1935年大阪生れ。1960年大阪大学文学部卒業。1965年同大学院博士課程修了。1993年博士(文学)。現在、大阪産業大学人間環境学部教授
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