内容説明
国家主義運動の指導者として、強い信念と先見性をもって国家改造を志しながら、陸軍首脳の謀議により「二・二六事件」の首魁として処刑された悲劇の男、北一輝―。その壮絶な生涯を辿りながら事件との関わりを明らかにし、昭和史の暗部を解明。
目次
北一輝ゆかりの地を訪う―佐渡の旅
二・二六事件の勃発とその現場
二・二六事件の背景
北一輝の転変
動乱の昭和へ
満州事変の前後
皇道派と統制派の対立
北一輝の悲運
軍法会議という罠
著者等紹介
木村時夫[キムラトキオ]
大正9年(1920)、埼玉県に生まれる。昭和19年、早稲田大学文学部史学科卒業。学徒出陣で入隊、復員後は高校教諭をへて、昭和43年早大社会科学部の教授となる。昭和50年~58年まで社会科学研究所長。現在は名誉教授として、各種の講演や執筆活動に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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