内容説明
日本文化および日本的性格の形成の上で、禅は大きな役割を果たしてきた。その事例をさまざまに掲げながら、詳細に説き明かした日本文化論の不朽の名著。鈴木大拙博士の格調高い英文に、北川桃雄氏の定評ある翻訳を添えた、現代人のための対訳版。
目次
第1章 禅の予備知識
第2章 禅と美術
第3章 禅と武士
第4章 禅と剣道
第5章 禅と儒教
第6章 禅と茶道
著者等紹介
鈴木大拙[スズキダイセツ]
明治、大正、昭和時代の仏教学者かつ思想家。1870年10月18日、石川県金沢市に生まれる。本名は貞太郎。東京帝国大学に学び、鎌倉円覚寺の今北洪川に、その没後は釈宗演に師事。1897年アメリカに渡り、「大乗起信論」の英訳、「大乗仏教概論」の英文出版などをおこなう。11年間滞米し、1909年に帰国後、学習院教授、大谷大教授などになる。1911年アメリカ人のビアトリス・レーンと結婚。1921年には英文雑誌「イースタン・ブディスト」(The Eastern Buddhist)を創刊。1936年には、イギリスとアメリカの大学で「禅と日本文化」を講じた。1945年鎌倉東慶寺に松ケ岡文庫を設立。1949年文化勲章受章。同年、ハワイ大学の第2回東西哲学者会議に出席、その後、アメリカの大学やヨーロッパで大乗仏教思想、とくに禅思想を広く世界に紹介した。1963年に「教行信証」全6巻の英訳を完成させる。1966年、7月12日、95歳で死去
北川桃雄[キタガワモモオ]
1899年‐1969年。美術史家、美術評論家。東京生まれ。1924年京都帝国大学経済学部卒業。1941年東京帝国大学文学部美術史科卒業後、共立女子大教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
Y2K☮
壱萬弐仟縁
テツ
youmaysay