感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
2
心理的でない確からしさが科学を作るなら、反証しづらいのは確率の高い言明であり、反証しやすいのは確率の低い言明となる。常識が前者によって正当化されるのなら、科学的に確率の低い(ありそうもない)言明の情報内容に注目すべきだ、と著者は述べる。確かにある理論で例外やノイズとされた事象が次の理論の契機となって科学は進むのだから、この学の仮説形成の過程は、不確実な知識を求める運動と見なしうる。ここから後半は、確率論を駆使する量子力学の非決定論が、統計学的な確率解釈(帰納推論)を導入する点について批判的検討がなされる。2017/02/22
inu
1
10章だけ拾い読み2022/02/22
ちゅん
1
感想は後ほど。2018/08/22
しーぽん
0
何故忘れ去られてしまったのか。名著なのに。社会主義批判がそんなにいけないことなのか。
朝ですよね
0
量子論への見解や(本書内での)確率定義に関する章は飛ばした。一足飛びに普遍的な理論は生まれない。なぜなら、既存の枠組みで験証余地のないものは形而上学と変わらないから。物事は漸進的な進歩しかあり得ないというのがポパーの信念だったのではないか。2022/03/18