光人社NF文庫
白菊特攻隊―還らざる若鷲たちへの鎮魂譜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769823636
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

機上作業練習機「白菊」―可憐な草花の名で呼ばれた同機は、海軍の偵察用員の練習機で最大時速二百三十キロ足らず。大戦末期、「白菊」は特攻機に改造され、二百五十キロ爆弾二発を搭載し、新鋭の実用機に伍して猛烈な弾幕を浴びながら敵艦めがけて体当たり攻撃を敢行するという悲劇を、誰が想像できたであろう。

目次

第1部 神風は吹かず(全機特攻を命ず;特攻機「白菊」;飛行兵を志願;飛行予科練習生;胸躍る初飛行 ほか)
第2部 還らざる翼(実施部隊と初陣;送るも征くも;散り逝く同期の桜;故郷に思いを残して;特攻銀河「烈部隊」 ほか)

著者等紹介

永末千里[ナガスエセンリ]
昭和2年2月、福岡県田川郡に生まれる。18年8月、第12期甲種飛行予科練習生として鹿児島航空隊に入隊。19年3月、谷田部航空隊に入隊、第37期飛行術練習生となる。同年7月、百里原航空隊入隊。同年12月、実施部隊の第903航空隊に着任、艦上攻撃機操縦配置。20年3月、大井航空隊へ転属、神風特別攻撃隊・八洲隊に配属される。同年8月、終戦。海軍上等飛行兵曹。30年2月、航空自衛隊入隊、52年2月、定年退職。3等空佐
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