内容説明
ドイツ人には欠点もある。しかし、彼らが道具を作り、住居を整え、栄養には富むが美味とはいえない食事で暮らす日常の中には、日本人が今後生き残るための生活の知恵がきわめて多い。少なくとも物を作り維持し楽しむ精神は、ともすれば物欲に走りがちな日本人にたいして、清新な気風を吹き込むことは疑いない。
目次
第1章 ドイツ人の心に触れる
第2章 ドイツ料理を味わう
第3章 ドイツ都市像を探す
第4章 ドイツの道を眺める
第5章 都市から都市へ移動する
第6章 ドイツのインテリア感覚
第7章 浴室とトイレをのぞく
第8章 がんばれミノックス35
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
7
かなり古いのですが、私には懐かしく思われます。まだ東西ドイツに分かれていたころの旅行滞在記で、特にドイツらしさのある建物や料理(著者も言っていますがあまりおいしくない)、都市像を探るたびになっています。インテリアなど当時としては先端的ではないけれども使いやすさなどに特化したものがあったりで楽しくなります。また写真が豊富なこともわかりやすい要素になっています。2014/02/18
バカ殿。
0
ドイツ人と日本人はこり症で職人ワザみたいの得意だからよく似てるね。でも最近は、日本人は、古いものを簡単にどんどん捨てて味気ない量産品に走ってるからだんだんつまらなくなる。アメリカみたいどこへいっても同じという事になる。ドイツを見習って古いもの見直せばいいのにな〜2016/08/14