目次
第1章 日本列島が過熱した日日
第2章 北太平洋の夕陽は燃えていた
第3章 米戦艦陣ハ在泊中ナリ
第4章 太平洋情報戦線異状あり
第5章 天佑と神助を確信して
第6章 開戦の前夜はしずかなり
第7章 わが翼下に敵艦隊消滅せり
第8章 勝利と敗北の日への出発
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
卯月
2
読み始め直後に『大本営が震えた日』(12/8に備えた陸海軍の準備)に浮気し、読了後に戻る。著者が開戦前後ワシントン駐在した海軍武官なので、真珠湾作戦準備や陽動の竜田丸は扱うが、陸軍の話はない。日米交渉、米軍がハワイ攻撃の可能性を考えて備えていたか。著者自身が目撃したワシントンや日本大使館の様子が興味深い。宣戦布告が遅れて真珠湾が騙し討ち状態になったのは有名だが、間に合わなかった経緯がそんなんだとは……(大使館員が日曜朝出勤してなくて電報山積み)。米国もだが、電報が適切に相手に届かず致命的になるケース多し。2022/10/10