光人社NF文庫<br> 近衛文麿―誇り高き名門宰相の悲劇

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光人社NF文庫
近衛文麿―誇り高き名門宰相の悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769820253
  • NDC分類 289
  • Cコード C0195

内容説明

「一盲、衆盲ヲ引ク」の辞がある。帝国陸軍なる「一盲」を抑えんとして戦争への道を引きずられ、国民を「衆盲」となして滅亡の淵に落とし、戦犯の指名に毒を仰ぐ運命の人―。細川護煕首相の母方の祖父の生涯。公家筆頭の家柄に生をうけ、軍国狂乱の時代に三たび首相となり苦悩と失意のうちに死する宰相の悲劇。

目次

第1章 生い立ち
第2章 貴族院議員および議長のころ
第3章 第一次近衛内閣
第4章 第二次近衛内閣までの合間
第5章 第二次近衛内閣
第6章 日米交渉
第7章 戦中の近衛
第8章 戦後の近衛
近衛文麿略年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バルジ

1
わずか200頁程の評伝だが、間近で近衛に接した著者だからこその視点が随所に散りばめられていて面白い。 読んでいると著者の近衛に対する屈折した思いが垣間見えるも、最後まで突き放さず「悲劇の貴公子」として描ききる。 池田成彬の「第三次のときは真剣で人が変わったようであった」という評価はおそらく真実であったように思う。 戦争回避を願いつつも亡国への途を先導することなった近衛の姿は賛否が分かれるであろうが、一方的には非難できない部分もある。2019/02/10

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