内容説明
指導部交代期をむかえた「党の軍隊」―党と軍との微妙なパワーバランスに、いま大きな変化が訪れようとしている。覇権への欲求を露骨に見せはじめた中国は、何を狙っているのか?最新内部情報をもとに、巨大な戦力の裏側を暴く。
目次
序章 崩れゆく中国社会―軍が党を支配する
第1章 中国人民解放軍の現状
第2章 「共産党の軍隊」の恐るべき実態
第3章 党の腐敗、軍の腐敗
第4章 足下から揺らぐ共産党と解放軍
第5章 中国共産党と軍の権力争い
第6章 軍部の台頭
第7章 覇権戦略の脅威
著者等紹介
鳴霞[メイカ]
1957年、中国遼寧省瀋陽市(旧奉天市)生まれ。元中国共産党のエリート。中学校で中国青年団のリーダー。高校卒業後、東北の農村に下放され、1979年に瀋陽市科技日本語学校に入学。1981年、中国航天部瀋陽市軍工企業の戦闘機・ミサイル製造現場(旧満州航空機株式会社)の情報課日本語担当勤務。1982年来日、京都日本語学校を卒業し、兵庫・大阪の中国語学校で講師を務める。2002年から「月刊中国」主幹として、日本のマスコミが扱うことのない中国内部情報を精力的に発信し注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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