内容説明
「あなたは会計士を信じますか」―監査法人・会計士のあり方を考えるタイムリーな一冊。巨大企業エンロン、ワールドコムの倒産に絡んで崩壊した世界的会計事務所アーサーアンダーセン、カネボウ粉飾決算事件等々、会計監査業界では何が起こっているのか。監査法人は企業の存続を決めるのか。粉飾決算などの不正会計はなぜ後を絶たないのか等々の疑問に答える。
目次
第1章 会計不振、世界を覆う
第2章 サバイバル・ゲーム
第3章 監査は誰のためにするのか
第4章 コーポレート・ガバナンス
第5章 監査法人の社会的責任
第6章 反骨の精神
著者等紹介
岸見勇美[キシミイサミ]
昭和8年(1933)、島根県松江市生まれ。早稲田大学法学部卒業。化学専門紙記者、同編集長、同紙主幹を経てフリー・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
27
内容としては新聞を読んでいれば、あまり読む必要がないであろう。メインはコーポレートガバナンスであるが、なぜ粉飾決算がどのように行われたのかを期待して読んだが、得るものはなく、読み応えもあるものでなかった。ルポでなくそこらへんにある情報を纏めたもの。2019/02/16
なお
14
非常に面白かった。 2006年出版の本だったので、まだ中央青山が不安定ながら存在していた。その後なくなっちゃうのかぁ、と思うとここで記載されている監査法人及び会計士の倫理観や独立性の重要度がわかる。企業を潰すだけの力がある会計士の判断、情に流されてはいけないし、お上からの圧力にも屈してはいけない、など人格的にも優れた人でないと狂ってくる。 トーマツが唯一、好意的に描かれていたのが印象的。2024/01/02
rubix56
0
もう一度読み直したい。2011/10/06