内容説明
開戦時の連合艦隊艦艇254隻、106万7千トン(空母10、戦艦10、巡洋艦41、駆逐艦111、潜水艦64、特務艦14、海防艦4)、世界三強海軍の中に位置し、実用世界一を誇った“無敵艦隊”の艨艟たちの栄光の時を鮮やかに再現する。戦艦大和が比類なき大艦であったように伊藤正徳は、比類なき大海軍記者であったと称えられた鬼才が綴る太平洋海戦史。
目次
第1章 サボ島海戦の完勝
第2章 完全勝利の内容
第3章 残る戦略問題
第4章 海空戦の初勝利(サンタ・クルーズ海戦)
第5章 タサファロンガ海戦の勝利
第6章 米英を三倍抜く
第7章 世界一の好運艦「雪風」
第8章 不沈駆逐艦の意気
第9章 不眠不休の大活躍
著者等紹介
伊藤正徳[イトウマサノリ]
明治22年、茨城県水戸市に生まれる。大正2年、慶応大学理財科を卒業。時事新報社に入社する。昭和3年、編集局長となる。その後、中部日本新聞主筆、共同通信社理事長、日本新聞協会理事長、時事新報社社長、産経時事主幹、産経新聞顧問等を歴任する。第一級の海軍記者として活躍。昭和37年4月21日歿
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