内容説明
物があふれ、情報が氾濫し、価値観が多様化している今、せめて自分自身は、「減らす生き方」をして、身も心も軽やかに、美しくなってはいかがでしょうか。よりシンプルに落ち着いて生活することで、人生は、グーンと楽になります。
目次
第１章 すべては「気付く」ことから始まる（よい行いをすれば、よい結果を結ぶ；体のメタボだけではなく、「心のメタボ」にも気をつける ほか）
第２章 人生、「今」こそ、すべて（今、この瞬間を精一杯生き切る；玄関の靴をきちんと揃える ほか）
第３章 体と心を整えると、ネガティブ思考から抜け出せる（体と呼吸を整えれば、自然と心が整う；短時間でも、心を「空っぽ」にする時間をつくる ほか）
第４章 「掃除」がありのままの自分を磨く（買い物で執着のスパイラルにはまらない；人は裸で生まれ、何も持たずに旅立っていく ほか）
第５章 美しい人は「減らす生活」でつくられる（気持ちをリセットしたいなら、坐禅がお勧め；孤独に強い女性は美しい ほか）
著者等紹介
枡野俊明［マスノシュンミョウ］
１９５３年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を受ける。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃちゃ
110
仕事中心だった今までの暮らし方を、どう転換すればよのか。時間的な余裕ができ模索を続ける日々。シンプルで心豊かな生活をしたいという願望は日に日に強くなる。本書は、禅の教えをベースに、一般読者に向けてわかりやすく具体的に「生活ダイエット」の方法を指南する。物神両面において、「足し算」ではなく「引き算」の生き方を心がける。物や人への執着心を削ぎ落とし何よりも「今」という時間に集中する。短時間でもいい、毎日の掃除を心をこめて行おう。呼吸を整えて心を整える時間を少しでも持とう。今の私には禅の教えがとても魅力的だ。2020/06/30
ちゃとら
52
【図書館本】永平寺への旅行を前に引き続き禅の本を読了。仏像とか、お経は殆ど登場しない。料理を作り感謝しながら頂く。掃除をし清める。座禅組む。生活に密着した話。永平寺の雲水修行を以前TVで観ていたが、食生活もTVの通りのようで、「半月くらいで、だいたいみんな栄養失調か脚気かどちらかになります。3ヶ月もすると体が慣れます。」😱と、修行僧には厳しい世界でした🙏2021/11/18
竹城 俊之介
36
ミニマリスト系の本が好きです。枡野さんの本は大人気で、平積みでよく目にしていました。中々ご縁がなくやっと初読。ベストセラーだけあって、分かりやすい講和のような本。 禅の教えは、ミニマルな生き方に憧れるものにとって、素晴らしく魅力的。シンプルであることの美しさをたくさん内包している。「莫妄想」「五観の偈」「欠気一息」知らない言葉と教えが心に染み入りました。「五観の偈」は実践しようかな。 今更ながら座禅とかお茶とか、体験してみたくなります、最近特に。 とりあえず床を磨いて、心を磨きます。2020/11/21
ﾕｽﾞﾙ
23
枡野先生の本は本当に、しっかりした人間になろうと思い出させてくれます。生活が荒れがちな時読むと、いつも刺さる。明日はとりあえず朝から掃除します(^ω^) 2018/10/20
シルク
18
なんだかすごく良かった。図書館で借りて、他の本先に読んでてほとんど手がつけられなくて、返却日に30ページしか読めていなかった。だけど「もう一度貸してください」って再貸し出しさせてもらった。そうして、良かった～(´∀｀) 「うじうじ仕事を先延ばしにせんと、今やりなはれ。いざやってみると、ものの30分で終わるでしょうよ。そんなもんよ。『後で後で』と先延ばしにする方が、エネルギー漏れしてしんどいのよ」…というようなところが、刺さったね。「あー。。やらなか」と思ったら、思考停止して、即座にやるようにした。楽だよ。2022/05/11
