内容説明
1兆円産業に向けて“光触媒”が動き出した―21世紀のキーテクノロジーとして期待される“光触媒”技術をこの分野のスペシャリスト100余名が総力をあげて解説。この一冊に“光触媒”のいまをすべて網羅した待望の技術書!セルフクリーニング、抗菌・防かび、超親水性、空気浄化、水質浄化といった様々な機能を活かして、生活環境から地球環境までその応用は限りなく拡がっている“光触媒”を写真や図を豊富に取り入れ、易しく読める内容・構成となっている。
目次
第1章 光触媒が実現する世界(光触媒の魅力;環境保全材料としての光触媒の魅力 ほか)
第2章 進歩する光触媒技術(光誘起親水性の反応メカニズム;光触媒の高感度化 ほか)
第3章 環境保全のための光触媒(材料・製法;反応機構・評価)
第4章 応用拡がる光触媒(セルフクリーニング機能;防曇機能 ほか)
第5章 新エネルギー獲得のための光触媒(水分解のための超高活性酸化物光触媒;水分解のための可視光応答型オキシナイトライド光触媒 ほか)
著者等紹介
橋本和仁[ハシモトカズヒト]
東京大学先端科学技術研究センター・同大学院工学系研究科教授。1980年東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了。1985年理学博士。1980年分子科学研究所技官、1984年助手。1989年東京大学工学部応用化学科講師、1991年助教授を経て、1997年東京大学先端科学技術センター教授、2003年東京大学大学院工学系研究科教授(併任)、現在に至る。専門分野は光化学、分子磁性学、環境科学
藤嶋昭[フジシマアキラ]
1971年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。1971年神奈川大学工学部講師、1975年東京大学工学部講師、1978年東京大学工学部助教授、1986年東京大学工学部教授、1995年東京大学大学院工学系研究科教授。2003年東京大学大学院工学系研究科教授を退官して、(財)神奈川科学技術アカデミー理事長に就任、現在に至る。東京大学名誉教授。専門分野は光電気化学、機能材料
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