内容説明
不朽の名作「キューポラのある街」「非行少女」「私が棄てた女」を生みだし、吉永小百合、和泉雅子、大竹しのぶ、藤真利子らの女優を育てた伝説の映画監督・浦山桐郎が原一男激烈インタビューで甦る。
目次
浦山春彦
鈴木史朗・高須剛
新城卓
是信和子・志賀恭子・藤原美佐子
河原崎長一郎
長谷川小枝子
浦山杉郎
鈴木美枝子
大橋千枝子
姫田真左久〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん80
1
「太陽の子」で浦山監督作品に助監督でついたという原一男さんが、テレビのドキュメンタリーとして作った作品の取材をベースに構成されたインタビュー集。さすがに原一男さんだけあって、映画関係者だけでなく、肉親更には高校時代の女友達までしつこくインタビューして、浦山桐郎という人物に迫っている。インタビューの数は60以上、凄い数だ。「私が棄てた女」で助監督を務めた小原宏裕の語るエピソードの強烈なこと、西川克己監督の辛らつな批評も面白い。最後の撮影所の監督という小栗康平の言葉も納得。読み応えあり。2013/12/04
まり☆こうじ
0
泣きながら映画を撮る男、浦山桐郎をめぐる生前の関係者のインタビュー集で、圧巻の面白さ。その人間性の面白さが読みどころ。誰か、浦山桐郎の半生を劇映画にしてほしい!2020/10/04