内容説明
人権を守るための所得保障を!無条件ですべての人に所得を保障するベーシック・インカムの役割を詳解。話題の書『ベーシック・インカム』に続く第2弾。
目次
第1章 三分の一労働社会―全面的な他給自足経済においては、なぜ社会から生産労働が消えて、文化的な労働が生まれるのか?(例外としての労働;大理石のように硬い「基底的失業」 ほか)
第2章 市民権としての所得―なぜ無条件のベーシック・インカムは無意味な“労働権”に対する唯一のオルタナティヴなのか?(労働と所得;“労働権”と“労働市場” ほか)
第3章 信頼は人間を醇化する―「デーエム」の企業文化が自発性と自己責任に立脚しているのはなぜか?(信頼は良く、チェックは邪道;ボルトが緩んでいただけだった ほか)
第4章 所得税に代えて支出税(消費税)を―消費課税だけが経済的に必要で、社会的に公正なのはなぜか?(ドイツの行政肥大化の権化はどこに見られるか?;バッタとミツバチについて ほか)
著者等紹介
ヴェルナー,ゲッツ・W.[ヴェルナー,ゲッツW.][Werner,G¨otz W.]
1944年、ハイデルベルク生まれ。1973年ドラッグストア・チェーン「デーエム」を創業。2008年現在、「デーエム」はヨーロッパ9カ国で2千余の店舗と3万人の従業員を擁し、年間売り上げは47億ユーロに上る。2003年以降カールスルーエ工科大学の「起業家精神養成のための学部横断研究所」の教授職に就いている。2008年夏には経営トップの座を後進に譲り、ベーシック・インカム実現を目指す運動のほかに、社会・文化的なプロジェクトを推進
渡辺一男[ワタナベカズオ]
1946年、神奈川県小田原市生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退(ドイツ文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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