内容説明
水田宗子、尾形明子、岡野幸江、姜尚中、田代親世による白熱のシンポジウム。初恋・記憶・喪失のドラマ「冬のソナタ」から浮かび上がる日韓性差文化、家族、そして社会の変化。
目次
第1部 シンポジウム「ジェンダーで読む“韓流”ブーム―今なぜ『冬のソナタ』か」(“物語”としての「冬のソナタ」;「冬のソナタ」の女性像を読み解く;チュンサンに見る韓国の男性像の新しさ;朝鮮半島と日本の五十年 ほか)
第2部 韓流文化の諸相―小説・ドラマ・映画・観光(小説『冬のソナタ』―「ソナタ」の所以、そしてユジンの自己回復;「冬のソナタ」にみる母親像―カン・ミヒを中心に;韓国のドラマと“家族”―「美しい彼女」「PaPa」をめぐって;映画「バンジージャンプする」と異性愛規範 ほか)